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この冬もっとも熱くさせてくれた魚がいます。
最初の出会いはとある湾内もポイントで、
そこそこ撮り尽くしたゲストさんがおられて、、「何かいいの紹介できないかな〜〜」
、、思いながらじっと水底を見ていると。。。
何やら小さいハナビヌメリ系の魚が2匹で向き合ってたんです。
「ヒレ開くかな?」、、と思って、
一番近くにいたゲストさんにちょっと写してみて〜って紹介したんです。
その場はそれっきり紹介しっぱなしで、時間が来たので浮上したのですが、
上がったらボート上で撮影したゲストさんが「すんごいヒレ開きましたよ!!」って言われるので、
「はいはいそーでっか」的なノリでそのままお店に帰着。
お店に戻っても「いやぁ〜〜あのヒレはすごかった」っておっしゃるのですが、
「へーーーーー」 的な対応で、 あまり話に乗らなかったんです。。
、、で、着替えて、皆さんの写真を大きなモニターで見ている中で、その方の写真になって。。。
順番に見ていったら。。。
のわ〜〜〜〜〜〜〜😱 すごいじゃないでつか!!
ログ付け会場?は一気にヒートアップ!
写真撮ったひーさんは「だから凄かったってずっと言ってたじゃないですか」って(爆)
上の写真はオス同士の戦い中ですね。
、、で、この魚何だろうか?と調べた結果。。。
論文のイラストから判断してコガタハナビヌメリと判断しました。
ハナビヌメリとかサンゴハナビヌメリは知ってたけど、コガタっていうのがいたのか!!??
小さいからコガタ、、らしいです。
その日以来、ウチではちょっとしたコガタハナビヌメリブームが起こりまして。
ヒレ系が好きなゲストさんの心を虜にしたのでした。
手前がメスで、奥でアピールしているのがオス。
ターミネーターさま
それにしても何でこんな凄いヒレなのでしょう? 2段階で開きます。
アレックスT野さま
その後、2ヶ月位楽しませてくれましたが、水温が下がりきった頃からほとんど見なくなって。
今はたま〜に見てもウロウロ這ってるだけでこんなヒレにはなってくれません。
観察をはじめてまだ3ヶ月くらいなので、通年見てみて生態を知ったら、もっと高確率で皆さんにご紹介出来るかもしれませんね。
それにしても、30年も潜ってても知らない生物に出会わせてくれる「海」って。。
ほんとに魅力的ですね。
さとみさま撮影の気泡写真です。
ただの「泡」なんですが(^^) おっさんがダイビングで吐いたエアとは大違いです(笑)
これは浅瀬の岩などに着生した「海藻」が光合成をして発した「酸素」なんです。
・・・って聞いたら、、急に美しく見えてきましたね。
ピントを合わせている「泡」が魚眼レンズみたいになって上に広がる水面や青い空、白い雲が写り込んでいますね。
周りの玉ボケになってるなっているのは全て同じように出来た泡なんです。
そして泡に写っている太陽! ビシっと射光が出てますね。
こう撮るにはちょっとしたコツとウデが要りますが、ウデもさることながら、時間帯や環境、天気も大切になってきます。
今年も「泡撮影大会!」やります(笑)
https://www.ishigaki-diving.com/info/151201info/
Y幡親分、、、もとい、神父さま撮影のシマキンチャクフグの・・・・です!
・・・ としているのは、「何しているのか?」分からなかったからです(笑)
最初、遠目で見てたら2匹のシマキンチャクフグが食事しながらゆっくりと泳いでいたのです。
本当に両方シマキンチャクフグかな? もしかしたら1匹はノコギリハギかも???とか思いながら近寄って見てみると、、、 両方シマキンチャクフグでした。
ペアなのかな??? 、、、とか思いながらしばらく目を離さないようにしてたら・・・
急にこんなことはじめたんです。
フグの「歯」ってものすごく鋭い上に、噛む力も強くて、 釣りで経験あるんですけど、釣り針折るくらいなんです。
噛まれた方はたまったもんじゃありませんね。
オスの激しい求愛なのか? メスが求愛を断ってるのか?
同性同士のケンカなのか?
この状態が2~3分続いてたのですが、その後離れて、また並んで泳ぎ始めてました。。。
何だったのだろう???
「まろ」さん撮影のスミレハナハゼ。
スミレハナハゼという和名は数年前に付いたもので、以前はフラッグテールダートゴビーとか、フラッグテールダートフィッシュと呼ばれていました。
日本で確認されているのは石垣島と西表島のみで、湾内でありながら潮通りも良い場所・・しかもかなり深い場所に住んでいるため、なかなか撮影が大変で、写真が出回ることはあまりありません。
この写真、丁度1年前に撮影された写真で、この時は最大6匹(3ペア)確認できてたのですが、、、
今年は何度行っても1匹しか確認出来ていません。
このようにヒレ全開の写真撮るにはペアで出てくれたほうが良いのです。
撮影はかなりの難関で(^^) 過去5年、このレベルで撮影できたのは10人くらいですね~~。
それにしても美しい魚です。