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初夏の思い出。。。(*^^*)
水中写真チーム「ニライカナイ2」の
「死ぬレベルの可愛さ」とか、「失明レベルの難しさ」などなど、、
数々の名言でスタッフや他のゲストさんを和ませてくれてて、、
水中では可愛い魚たちに翻弄されて、これまた見てる僕たちを和ませてくれてるのですが。。。
撮る写真は凄いんです(^o^)
この子はコバンハゼの幼魚。 大きさは1〜2cmくらいです。
枝サンゴの隙間をちょろちょろ動き回るので、枝に邪魔されずに全身撮るのって超難関なんです。
この時も失明しそうになりながらバッチリ撮っていただけました(笑)
もう今(秋)は成長して大きくなりましたが、、、夏の思い出です。
D850&105mm+Z330☓2
最近サンゴが復活してきてるんです。
10年程前にオニヒトデと白化現象にコテンパンにやられて・・・
その頃「復活には10年かかるなぁ〜」とか皆で話ししてて。。。
10年って途方もなく先の話だ、、と思っていたのですが、
その10年が経って、 70%くらい回復しました。
それに伴って、サンゴに依存する生物たちも戻ってきて、、嬉しさ2倍なんです♫
そんなサンゴに依存する生物のひとつ、、ダルマハゼ!
、、ではなくダルマハゼ属の一種で、まだ和名が付いていないハゼです。
これはとよみんさんが見つけてくれた「とよみん」と呼んでた子(笑)です。
大き5mmほど。 ここまで小さいとサンゴのポリプも際立って、とても綺麗ですね。
カメラ・レンズ NikonD810 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
光源 INON-S2000☓2
データ F;8 SS;1/250 ISO400
数日前、2本潜って船で休憩してたらライバルガイドさまから電話が入って、アカククリ幼魚居たよ〜って教えてくれました。
祥子もゲストさんも見たことないという事で、「そりゃ見といた方がイイ!」、、と言うことで・・
3本目はそのポイントに潜ったんです。 偶然にも祥子もゲストさんもカメラ持って行ってた上に。。。
さらに偶然が重なり(笑)僕も(^.^)カメラ持って行ってたので、最後に撮らせてもらったんです。
久しぶりに見ましたがかわいかった〜〜。 で、、「ええやろ〜」って話ではなく(^^)
ちゃんと写真のお話です。
この写真、クリックして拡大して見たら分かるのですが、ちょっとノイズが出ています。
ザラッとした感じですね。
この時、しっかり寄って、ちょっと絞って(F13)撮ろうと思ってエントリーしたんです。
、、で、短時間でバシバシ連写したかったので、ストロボがついてくるようにISOを普段の100から400まで上げてたんです。
カタログデータではISO400ならそれほどノイズが入る数値ではないのですが、100に比べるとやはり少〜し入るんですね。
普通の大きさで見る分には気になりませんが、大きくプリントすると多分気になると思います。
これからは200以上には上げないようにしようっと。
カメラ・レンズ NikonD810 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
光源 INON-S2000☓2
データ F;13 SS;1/250 ISO400
以前から確認していたタコの仲間が居るのですが、ある日、それが泳ぐ際に縦の縞模様が出ることに気づいたんです。
腕の付け根に青い眼状斑があるので、ヨツメダコの仲間かな〜と思っていたのですが、ゲストさんがベニツケダコ(学名Amphioctopus mototi)ではないかと教えてくれました。
特徴を見る限りそれっぽいですね。
このタコ、泳ぐ時にびっくりするような色彩変化をするんです。
先日写真撮影に挑んだのですが、、、なにしろ泳ぎはじめてからのダッシュが速い。。。^_^
一回目のチャレンジでは撃沈してしまったのです。
またいつか撮影してフォトギャラリーに載せるぞ〜〜、、と意気込んでいたのですが、、、
同じ時に撮影したなおみさんが、、、いきなり仕留めてくれましたorg
なおみさんも初めての撮影だったのにな〜〜〜(笑) てか、なおみさん初めて見たのにな〜〜〜。
泳ぎ出す前。。。
泳ぎ始めると・・・
一瞬で。。。
変身します!!! 初めて見た時はおったまげました。
※写真は全て「なおみさま」撮影
深い場所に住んでる種類のようで、観察&捕獲例は極めて少ないらしいですが、同じポイント潜る際には注意して見てみますね。
詳しいガイド会の先輩によると、このような模様になるのはいわゆる「目くらまし」だそうで、捕食者の目を欺くにはとても効果的だそうです。
タコってスミも吐くのに、そのうえこんな風にもなるんですね。
英名は「Poison ocellate octopus」訳すと、、有毒ダコ、、、「毒」を持ってるそうなので、くれぐれも触らないようにしましょうね〜。
いつか自分でも完璧に撮るぞ〜〜〜、、と誓った日でした(^^)
久々のフォトギャラリー更新です。
石垣島名物のナカモトイロワケハゼを撮影する時は住処に他の生物も居ないかな〜っていつも思いながら写してるのですが、
結構いろんな生物が同居していることがあるんです。
タコにイカ、ヤドカリに他のハゼ(シライトベンケイハゼなど)、ホントに色々です。
この日は(秋だったか?)、水中に落ちてたビックルの瓶にナカモトイロワケハゼとマダラテンジクダイらしき魚が一緒に住んでました。
テンジクダイの仲間って、肉食なのに。。。 ナカモトイロワケハゼは食べられないのか??? 心配でしたが、その後何回か見に行ってもずっと同居していたので、多分捕食対象では無いのか、その時は摂食しない時期だったのでしょうね。
カメラ・レンズ NikonD810 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
光源 INON-S2000☓2
データ F;7.1 SS;1/250
この冬もっとも熱くさせてくれた魚がいます。
最初の出会いはとある湾内もポイントで、
そこそこ撮り尽くしたゲストさんがおられて、、「何かいいの紹介できないかな〜〜」
、、思いながらじっと水底を見ていると。。。
何やら小さいハナビヌメリ系の魚が2匹で向き合ってたんです。
「ヒレ開くかな?」、、と思って、
一番近くにいたゲストさんにちょっと写してみて〜って紹介したんです。
その場はそれっきり紹介しっぱなしで、時間が来たので浮上したのですが、
上がったらボート上で撮影したゲストさんが「すんごいヒレ開きましたよ!!」って言われるので、
「はいはいそーでっか」的なノリでそのままお店に帰着。
お店に戻っても「いやぁ〜〜あのヒレはすごかった」っておっしゃるのですが、
「へーーーーー」 的な対応で、 あまり話に乗らなかったんです。。
、、で、着替えて、皆さんの写真を大きなモニターで見ている中で、その方の写真になって。。。
順番に見ていったら。。。
のわ〜〜〜〜〜〜〜😱 すごいじゃないでつか!!
ログ付け会場?は一気にヒートアップ!
写真撮ったひーさんは「だから凄かったってずっと言ってたじゃないですか」って(爆)
上の写真はオス同士の戦い中ですね。
、、で、この魚何だろうか?と調べた結果。。。
論文のイラストから判断してコガタハナビヌメリと判断しました。
ハナビヌメリとかサンゴハナビヌメリは知ってたけど、コガタっていうのがいたのか!!??
小さいからコガタ、、らしいです。
その日以来、ウチではちょっとしたコガタハナビヌメリブームが起こりまして。
ヒレ系が好きなゲストさんの心を虜にしたのでした。
手前がメスで、奥でアピールしているのがオス。
ターミネーターさま
それにしても何でこんな凄いヒレなのでしょう? 2段階で開きます。
アレックスT野さま
その後、2ヶ月位楽しませてくれましたが、水温が下がりきった頃からほとんど見なくなって。
今はたま〜に見てもウロウロ這ってるだけでこんなヒレにはなってくれません。
観察をはじめてまだ3ヶ月くらいなので、通年見てみて生態を知ったら、もっと高確率で皆さんにご紹介出来るかもしれませんね。
それにしても、30年も潜ってても知らない生物に出会わせてくれる「海」って。。
ほんとに魅力的ですね。
昨年秋に撮りたかった生物&生態の写真が撮れたんです(*^^*)
沖縄近海の湾内奥的な環境に潜ると、時々ラッパ状のカイメンがあります。
そのカイメンには和名は無く(多分)
たしかPhyllospongia lamellosa って言う学名が付いています。
そんなカイメンをよく見ると何種類かの小さなハゼが住んでいることがあるのですが、
その中にひときわ目立つアヒルみたいな顔したハゼが居てて、、
こんな感じでじっと、地味にひっそりと住んでます。
ちょっとユニークな顔つきしてて、アヒルとか新幹線のN700系(笑)みたいな顔してるんです。
少し前にヤギハゼという和名が付いたのですが、それまでは
「地味なハゼ科の一種が居るんですけど撮ります?」的な投げかけをしていたので、
「うん撮る」、、と言うゲストさんは稀で(笑) ほとんどスルーのお魚でした。
、、で、見たかったのはヤギハゼ!! ではなく、その卵。
10年以上前からずっとスルー的な観察を続けていたのですが、まだこのハゼの卵を見たことがなかったんです。
僕がこのハゼが居るポイントに潜るのは12月〜3月で、「多分夏〜秋場には産卵してるんだろうな〜」等と思いながら
毎度スルー的な観察を続けてきたのですが、
昨年10月に北風が強くて他のポイントに潜れず、そのポイントに潜る機会があったんです。
そして、毎度のスルー観察をしようとしたら。。。
ヤギハゼの動きが少し変だったので、よぉ〜く見てみたら。。。
顔の付近に卵がありました!
こんな感じ。 よく見たら発眼してますね。 そしてやっぱし顔がアヒルだ(笑)
地味〜〜〜にちょっと嬉しい1日になった秋でした(^^)
いつもタテジマキンチャクダイの幼魚を探す時は「できるだけ小さい子」を探すようにしていたんです。
小さい方が可愛いから♡ ・・と言うのがその理由でした。
できるだけ小さい子、できれば500円玉サイズ以下!! 、、で探すのが基本で、、
2匹居る時は迷わず小さい方を紹介していたのですが。。。
少し前にゲストさんがあまり小さくない子(笑)を撮影された写真を見てちょっと成長した子の方がキレイかも。。。
・・と思ったんです。
、、、で、チャンスが有ったので撮ってきました! すると。。
渦巻き模様が終わって、後方に水玉模様が出始める頃ってキレイじゃないか!
一見したところ、白と紺色しか無いように見えるのですが、少し光を弱めに当ててやると、
緑色やエメラルドグリーンになってとてもキレイでした。
ホワイトバランス補正を変えたのが良かったのかも(*^^*)
色んな方向から撮りましたが、少し後方から撮ったこの写真が一番気に入ってしまいました。
カメラ・レンズ NikonD800 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
光源 INON-S2000☓1
データ F;13 SS;1/250