HOME > 石垣島水中生物写真
Y幡親分、、、もとい、神父さま撮影のシマキンチャクフグの・・・・です!
・・・ としているのは、「何しているのか?」分からなかったからです(笑)
最初、遠目で見てたら2匹のシマキンチャクフグが食事しながらゆっくりと泳いでいたのです。
本当に両方シマキンチャクフグかな? もしかしたら1匹はノコギリハギかも???とか思いながら近寄って見てみると、、、 両方シマキンチャクフグでした。
ペアなのかな??? 、、、とか思いながらしばらく目を離さないようにしてたら・・・
急にこんなことはじめたんです。
フグの「歯」ってものすごく鋭い上に、噛む力も強くて、 釣りで経験あるんですけど、釣り針折るくらいなんです。
噛まれた方はたまったもんじゃありませんね。
オスの激しい求愛なのか? メスが求愛を断ってるのか?
同性同士のケンカなのか?
この状態が2~3分続いてたのですが、その後離れて、また並んで泳ぎ始めてました。。。
何だったのだろう???
先日、ミジンベニハゼのハッチアウトを狙ってカメラ持って行ってきました。
ただ本当にミジンベニハゼなのかは・・・ ??? です。
色と形はミジンベニハゼそのものですが、成熟してる割に大きさが小さいのです。
、、ま、その話はまた詳しく考えるとして。。 今はミジンベニハゼと言うことにしておきましょう〜。
前日にハッチアウト直前なことを確認していたのですが、、もしかするともうハッチアウトし終わってるかもしれません。
最後の最後は行って見てみないと分からないんです。
夏場エリアでナカモトイロワケハゼのハッチアウトを見ることはたまにあるのですが、ミジンベニハゼは滅多に現れないので、今まで産卵サイクルのデータを取ったことがありません。 でも極めて近い仲間なので、ナカモトイロワケハゼのデータを当てはめて考えると、今の水温だと産卵からハッチアウトまでは5〜6日です。
ハゼに限らず、卵を保護する魚類は主にオスが卵の世話をします。
産卵したてはそれが顕著で、卵の世話はほとんどオスしかしないのですが、卵が生育してきてハッチアウト直前になると、メスも世話に参加するようになります。
さて、肝心の撮影。。。
そーっと。。というか、暗くて見えないので、、ライト当ててファインダー越しに住処を観察してみると・・・
次の卵をお腹に抱えたメスも盛んにファニングしています。
ハッチアウトが始まると、親が稚魚を数匹ずつ口に含んで住処の外に出すんです。
そのままファインダー覗き続けること10分。。。
お〜〜〜〜???? オスの口の中。。。
ハッチアウトがはじまりました。
写真では分かりませんが、卵がプルプル動いてます。
ここからは早い(^^) 数分ですべての卵がハッチアウトするんです。
できれば口に含んで出口に出てきて・・「ぺッ」って、コッチ向いてはき出した瞬間撮りたいのですが・・・
出てきてあっち向いて出してるやん〜〜〜(^^)
これがはき出された稚魚。5匹位をはき出してます。
、、と言うことはペアで200粒の卵を、、と言うことは、20回ずつはき出してるって計算です。
コッチ向いてほしいんですけど。。。
流れの関係なのか??? この日は必ずあっち向いてペ、、です。
ハッチアウトがはじまって7〜8分後。。。 ほとんどの稚魚が大海原に旅立っていきました。
メスのお腹は次の卵でパンパンです。 ・・で、よく見たら。。
卵管も出かかってますね。
ハッチアウトの数時間後には産卵するはずなので、、このまますぐ産卵するか?? とか言いながらずっと見てたら、減圧が数時間(笑)になってしまいますね。
「ご苦労さん〜〜〜」って声かかて、浮上しました。
ヨロイボウズハゼ(Lentipes armatus)のオスです。
ヨロイボウズハゼは渓流に住んでるのですが、その渓流の中でも特に流れが早い場所を好み
岩と岩の段差でザ〜〜〜〜となってる場所で修行僧の様なストイックな生活を営んでいるやつです(笑)
何でこの子達は流されないんだろ?? と思ってしまいます。
それを撮影するとなると、マスクずれるし、スーツの首から水がガバガバ入ってくるし、
こちらも修行僧のようなストイックな撮影を強いられます(笑)
婚姻色のオスは頭とお腹の辺りがとてもキレイな青になります。
そして、ヨロイボウズハゼの特徴は第二背ビレ前方の黒点なのですが、
なかなかヒレ開いてくれないのです。 これは数十枚撮った内の1枚です。
滅多に行かないピグミーシーホースが見られるポイントがあるんですが、そこの砂礫地でウロウロしている時に
見つけたアカオビサンゴアマダイです。
潮通しが良い深場のフラットな砂礫地に行けばそれなりに見られる魚ですが、石垣島にはあまりそのような環境がなく
リクエストが無い限りゲストさんに紹介することはほとんどありません(^^)
分類的にはキツネアマダイ科になるので、小さめですが一応各ヒレはあるんです。
この魚、和名の通り赤い色の帯が特徴なのですが、まれに紺色の個体も居るんです。
でも、水深が水深なだけにライト当てるまで「赤」なのか「紺」なのか? 判別することは難しく、
この時も「紺色のだったらいいな〜〜〜」、、と思いながらシャッター切ってました。
海、、、特に外海ではなかなか会うことがないヒメツバメウオ(これは幼魚)です。
ダイバーがあまり潜らないような湾奥や河の河口の汽水域に生息しているので、会ったこと無いダイバーの方が多いのではないでしょうか?
このサカナ、、ヒメツバメウオ、、と言う和名が付いているので、ツバメウオの仲間かと間違われやすいですが、実はツバメウオとは全く関係がなく、 ツバメウオがマンジュウダイ科なのに対して、ヒメツバメウオはヒメツバメウオ科に属しています。
その上の「目」はヒメツバメウオもツバメウオも同じスズキ目で、、、下の「科」が違うと言うことは、、、
犬とネコくらい違う生物だと言うことですね。(ちなみに犬とネコはどっちも「ネコ目」)
見た感じは・・・ 確かにツバメウオっぽいですね。
研究〜分類がなされる前の通称がそのまま和名になった代表的な魚です。
「まろ」さん撮影のスミレハナハゼ。
スミレハナハゼという和名は数年前に付いたもので、以前はフラッグテールダートゴビーとか、フラッグテールダートフィッシュと呼ばれていました。
日本で確認されているのは石垣島と西表島のみで、湾内でありながら潮通りも良い場所・・しかもかなり深い場所に住んでいるため、なかなか撮影が大変で、写真が出回ることはあまりありません。
この写真、丁度1年前に撮影された写真で、この時は最大6匹(3ペア)確認できてたのですが、、、
今年は何度行っても1匹しか確認出来ていません。
このようにヒレ全開の写真撮るにはペアで出てくれたほうが良いのです。
撮影はかなりの難関で(^^) 過去5年、このレベルで撮影できたのは10人くらいですね~~。
それにしても美しい魚です。