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最近ベラ&幼魚にハマりきっているドン☆タコスさん撮影のキンセンハゼ幼魚です。
ホバリングしながら微妙に向きを変えるので、なかなか真横からヒレ全開で撮るのは難しいんです。
でも、日頃からベラで鍛えてるだけあって(笑) さくっと3~4枚で仕留めてくれました。
色んな色が入ってて絶妙な美しさですね。
ちなみに大きさは1.5cmくらいで、着底して数日後と思われます。
このステージ(大きさや模様)で居ててくれるのは1週間ほどなので、着底したらあっという間に大人の仲間入りですね。
毎年5月~7月が幼魚のシーズンです。
大人になるとこんな感じ。。。湾内から外海まで、、、色んな環境で生息しているハゼです。
金色の線なのでキンセンハゼ。。。分かりやすい名前だな~~。
でも正確には黒い体に金色の線ではなくて、、、金色の体に黒い線・・・なので、、、「クロセンハゼ」が正しいかも(笑)ですね。
ドン☆タコスさま
たまに見かける紫色の綺麗なウミヒドラの仲間。
真っ白が一番多いのですが、赤や黄色、うすいピンク色など、いろんな色のバリエーションがあるんです。
こういう生物をいわゆる「生え物」と言います。
最近は「生え物」にかなり注目が集まっててフェイスブックでも「生え物倶楽部」っていうのががあるくらいなんです(笑)
ちなみにウミヒドラは植物ではなく動物で、しかもクラゲの仲間なんです。
カメラ・レンズ NikonD800 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
光源 INON-S2000☓2
データ F;8 SS;1/250
珍しくウミウシの登場〜、、と思いきや。。。(^^)
ウミウシに付くカイアシ類の一種(コペコーダ)です(笑) 真ん中の下に居るうさぎのマークみたいなやつね。
れっきとした動物で、うさぎの「耳」に見える部分は卵塊です。 卵塊がなければ見向きもされないかもしれないんですが、、、卵塊のおかげで「ミッキーちゃんだ〜〜」とか言って撮ってくれるゲストさんがけっこう居てくれます。
このコペちゃん。 ウミウシが体表に出す粘液を食べて生きているので、片利共生か?? 寄生か??? 判断が難しいトコロです。
ウミウシ本体から栄養を得ていたらまちがいなく寄生なんですが、 体表にだす粘液を・・・と言うのが微妙な所です。
「ウミウシに付いとるんだ」、、と言うのが分かるように、触覚付近にいる所を撮ろうと粘ったのですが、、、ウミウシがゆっくり動く上に、コペも頻繁に素早く動くので、なかなか難儀でした。 たくさん撮ったのですが、全面がウミウシよりも右側に背景があって奥行き感がある写真のほうが良い気がしたので、それを掲載しました。
カメラ・レンズ NikonD300s Ai-AF Micro-Nikkor 105mm f/2.8
光源 INON-D2000☓2
データ F;11 SS;1/125
石垣島の代名詞、ナカモトイロワケハゼ、幼魚です。
直径2cmほどの泡盛瓶の口から顔を出しているので、どれくらい小さいかがが分かりますね。
幼魚が見られるのは4月下旬〜6月くらいで、その後は皆さん成長して成魚になります。
ちなみにハゼの仲間の寿命はほとんどが約1年で、かなり短いんです。
寿命が短いということはそれだけ進化が早いということです。
だからハゼ科は多くの属と種があるんですね。
可愛い幼魚撮影を狙うなら春から初夏にお越しくださいね〜。
お口あ〜〜〜〜〜ん(^o^)
カメラ・レンズ NikonD300s AI-AF MICRO NIKKOR 105mm
光源 INON-D2000☓2
データ F;5,6 SS;1/250
やや深場の泥地に生息するExyrias akihito(イトヒキインコハゼ)幼魚です。
種小種名のakihitoと言うのは平成天皇のことですが、学名が付いたのは2005年頃で、記載したのは外国人です。
平成天皇の長年にわたるハゼ分類学への貢献に敬意を表してのことだと考えられますね。
このハゼ、なかなかの強敵で。。。
ダイバーやライトの気配を察すると、スススス〜〜〜っと、暗い所に隠れてしまいますので、撮影はかなり難しいです。
なので、ガイドが見つけて教えて・・という間に隠れてしまいますので、居る環境で自分で見つけて撮る方がよく撮れます。
パッと見はそれほど綺麗なハゼではないのですが、撮ってみると体の黄色い点が美しく、ヒレもゴージャスなんです。
そして、この子はまだ幼魚ですが、成魚になるともっとゴージャスになります(笑)
冬場のエリアでしか見ないハゼですので、撮ってみたい方はリクエストしてみてくださいね〜。